Abhyanga self massage_Jiva

プラーナは「息」を意味するサンスクリットです。体から出たり入ったりする呼吸よりも広い概念です。生きているものの命を維持する必要不可欠なエネルギーであり、宇宙の営みに欠かせない命の力です。

アーユルヴェーダとヨガでは、ナディと呼ばれる体内の微細なチャネルのなかを流れていると考えられています。体と心を活性化させる命のエネルギーです。プラーナは食べ物、飲み物、呼吸をとおして体内を循環し、生き物に命と動きを吹き込みます。

しかし、病気や間違った食生活やライフスタイルは体内につまりを起こし、プラーナの流れを阻害することがあります。

アビヤンガ(ボディマッサージ)は体のつまりを取り除き、プラーナの流れを促すための療法なのです。アーユルヴェーダのマッサージは、治療や治癒を目的として、大昔から行われてきました。聖人のチャラカやシュシュルタやヴァガバッタなどによって行われていたと考えられています。

古代の戦士や兵士はマッサージを受けることを義務づけられていたそうです。手足の動きが機敏になり、敏捷性を高める効果があるからです。

私たちは戦士ではありませんが、アビヤンガは深いリラックス効果と若返り効果をもたらしてくれます。もちろん病気のときには優れた治癒効果をもたらします。定期的なアビヤンガはストレス、不安感、疲弊、そしてヴァータ性不調から身を守ってくれます。

アビヤンガには次のような素晴らしい効果があります。

1.体を滋養し、老化を遅らせる。
2.筋肉にハリを与え、ダートゥ(組織)に活力を与える。
3.手脚を堅固にする。
4.関節をなめらかにする。
5.血行を改善する。
6.内臓に刺激を与える。
7.毒素を排泄する。
8.リンパの動きを高め、デトックスを促す。
9.スタミナを増す。
10.神経を鎮める。
11.良質な睡眠を促す。
12.視力を改善する。
13.髪にツヤ、ハリ、コシを与える(ヘッドマッサージ)。
14.肌を柔らかくし、シワを取り除く。
15.ヴァータとピッタを鎮め、滞留しがちなカファに刺激を与える。

ぜひ一週間に一度はセルフアビヤンガを楽しんでみてください。

ヴァータ体質の人は太白ごま油がいいです。

ピッタ体質の人はココナッツオイルがいいです(肌がかゆくならないのなら、寒い季節にはごまオイルでいいです)。

カファ体質の人はごま油かマスタードオイルを少量使ってください。