アーユルヴェーダが注目される理由

cropped-top_fla.jpgどのヒーリングシステムも病気からの解放と治癒を目的としていますが、そのすべてが病気の予防と全人的な健康・幸福をめざしているわけではありません。それぞれのヒーリングシステムにはそれぞれのアプローチと限界があります。アーユルヴェーダは全人的なアプローチを特徴とし、ナチュラルな方法で病気を治癒・予防し、病気の根本原因を取り除くことに主眼を置いています。可能な限り、永続的な治癒を目指すのがアーユルヴェーダです。
アーユルヴェーダの起源は五千年前に遡りますが、そのアプローチはきわめて論理的で明瞭です。自然と調和して暮らし、免疫力を高めることであらゆる病気を排除することを目的としています。アーユルヴェーダでは病気の予防においても治療においても医者と患者の共同的な努力が欠かせません。

アーユルヴェーダをなぜ取り入れるべきか?

いま、世界の多くの人々が全人的で安全で治癒効果が高いアーユルヴェーダに注目しています。なぜアーユルヴェーダは注目されているのでしょうか。いくつかの理由があります。

病気の根本原因に働きかける

アーユルヴェーダは症状を取り除くだけの治療システムではありません。病気の根本原因に働きかけることによって健康を取り戻すシステムなのです。だからアーユルヴェーダはデトックス(毒素排泄)、体内浄化、体力強化、細胞の若返りを強調しているのです。アーユルヴェーダは複雑なものではなく、常識を基本とするシンプルなアプローチです。

たとえば、頭痛、目の灼熱感、胃酸過多、皮膚の真菌感染という不調を抱えた人がいたとします。それぞれの症状につながりがないように見えますが、アーユルヴェーダの観点から言うと、どの症状もピッタの悪化を示しています。増悪したピッタをコントロールしない限り、完全な健康を取り戻すことはできません。ピッタをコントロールすれば、すべての不調を取り除くことができるのです。

アーユルヴェーダがターゲットにしているのは病気の根本原因の除去です。症状を抑えるのではなく、調和とバランスを回復させることです。そのために増悪したドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カファ)のバランス回復、消化の改善、毒素の排泄、消化の火の強化、体内チャネル(スロータス)の浄化、ダートゥ(細胞)の若返りなどを同時に行います。毒素排泄と浄化はアーユルヴェーダの中心的役割を担っています。浄化は投薬やパンチャカルマによって行われるだけでなく、食事ライフスタイルの改善によっても行われます。

体質改善2ヴァータ 体質改善3ピッタ 体質改善4カファ

 

 

 

 

 

安全でナチュラル

アムラアーユルヴェーダは症状の緩和だけを目指すものではなく、新たな不調を作り出すことなく病気を根本から治癒することを目指します。アーユルヴェーダの治療は副作用という形で体に深刻なダメージを与えることはありません。アーユルヴェーダの治療には副作用がほとんどありません。仮に副作用が現れたとしても、それは一部のハーブに対して耐性を持っていないか、食事や生活スタイルに関する医師の指示に従わないことによるものと考えられます。

アーユルヴェーダは人間の自然治癒力を引き出し、自然からの贈り物(ハーブ、オイル、果物、スパイスなど)を用いて、体の自然のバランスを取り戻すように働きかけるものです。特定の疾患を治すだけでなく、全人的な健康と幸福を取り戻すための科学です。

 

一人一人違う治療アプローチ

アーユルヴェーダは一人一人を全人的に扱うヒーリングシステムです。生薬を投与するだけでなく、食事やライフスタイルの改善に加えて、心、意識(エネルギー)、行いもアプローチの対象とします。アーユルヴェーダは次の点を考慮して一人一人にカスタマイズした治療プログラムを立てます。

ドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カファ)の状態

ダートゥ(体組織)の状態

老廃物(便、尿、汗)の状態

五大元素(パンチャマハーブータ)の状態

体内チャネル(スロータス)の状態

心の状態

行動上の兆候

中核症状と周辺症状

その他いろいろ

同じ病気であったとしても、ドーシャが悪化しているのか、ダートゥの問題か、それ以外の原因があるのか人によって異なります。アーユルヴェーダのアプローチは悪化した要因を取り除き、バランスを回復させることなので、治療方法は一人一人異なります。生薬の内容だけでなく、好ましいライフスタイル、食事、運動、生薬を摂る時間などカスタマイズされます。

すべてのレベルに働きかける

アーユルヴェーダは、人間は体、心、魂の融合と考えています。態度や行いが健康問題の引き金になるのはそのためです。ネガティブや態度やネガティブな思考が体と心の健康に影響することは、数千年までからアーユルヴェーダにおいて知られていました。さらに、性行為の過剰と不足、食べ過ぎ、過剰な断食、行動の不足、体の動かしすぎも体を害し、不調和から病気を引き起こすことも知られていました。そのためアーユルヴェーダは、ヨガ、瞑想、行いについても治療の一部として扱っているのです。

健康な食事とライフスタイルの維持

ライフスタイル3ほんの数十年前まで現代科学は、病気の発現と治療における食事とライフスタイルの役割にほとんど重きを置いていませんでした。一方、アーユルヴェーダは数千年前から食事とライフスタイルの重要性を認識していました。そのためアーユルヴェーダは病気における食事とライフスタイルの役割を強調しています。

たとえば、甘い物の食べ過ぎは血糖値を上げ、辛い物の食べ過ぎは潰瘍や胃酸過多を引き起こします。夜更かしと朝寝坊は代謝を低下させ、代謝障害のリスクを高めます。アーユルヴェーダは昔からこのことを知っていたので、食事とライフスタイルのガイダンスを確立しています。アーユルヴェーダの治療を試みるということは、生薬に加えて、食事とライフスタイルの改善も治療の一環として実践することを意味します。