にきび・吹出物は、皮脂腺から分泌される過剰な皮脂が毛包を詰まらせることによって起きる皮膚の疾患です。思春期によくみられる疾患です。顔、背中、肩など皮脂腺が集まっている部位によく出ます。吹き出物のタイプには、毛穴に皮脂がつまったホワイトヘッド、皮脂と汚れで黒くなったブラックヘッド、にきび、盛り上がったノジュラーアクネなどがあります。

原因

主因は3つのドーシャすべての乱れにあります。とくにピッタの増悪が大きく関係しています。ピッタの増悪はラクタダートゥ(血液組織)とメーダダートゥ(脂肪組織)を悪化させます。ドーシャの乱れは毒素をつくりだし、その毒素が顔や背中のエネルギーチャネルを詰まらせ、吹き出物の発生につながります。油っぽい物、辛い物、塩辛い物、酸っぱい物を食べすぎると、吹き出物はさらに悪化します。

アーユルヴェーダの見方

どのタイプの吹き出物であってもアーユルヴェーダの取り組みは一つです。吹き出物の原因は3つのドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カファ)のバランスの崩れにあるからです。とりわけ大きく関係しているのはピッタドーシャです。ピッタは火の質です。皮膚のピッタが増悪すると、熱を帯びた毒素が作られます。熱を帯びた毒素はラサダートゥ(栄養プラズマ)、ラクタダートゥ(血液組織)、マーンサダートゥ(筋肉組織)、リンパなど深部の組織に蓄積し、汚染します。その結果、吹き出物が作られます。吹き出物の根は深いので、クリームや抗生物質の塗布は症状を一時的に覆い隠すだけにすぎません。それに対してアーユルヴェーダの治療は、食事やライフスタイルの改善、生薬の処方などによって根本原因を取り除くことを主眼に置いています。

食事とライフスタイル

  • 辛い物、油っぽい物、酸っぱい物を避ける。
  • 新鮮で加工していない物を食べる。
  • 冷性のハーブ(フェンネル、コリアンダーシード、アムラ、アロエベラなど)を摂る。
  • 一日に8-10カップ程度の水を飲む。
  • 刺激の少ないハーバルソープで顔をこまめに洗う。
  • 刺激の強い化粧品を使わない。
  • 吹き出物をつぶさない。

ホームレメディー

  • サフランパウダー、ターメリック、ニームパウダー、レッドサンダルフッドパウダー、バジルパウダー、クレイを同量混ぜ、牛乳を加えてペースト状にする。これを一日2回患部に塗る。サフランパウダーが手には入れなければ、なくてもよい。
  • コリアンダーシードパウダー、フェンネルパウダー、バジルパウダー、ターメリック、アムラパウダーを同量混ぜる。このミックスパウダー小さじ1/2杯を昼食と夕食の15分前に食べる。
  • アムラパウダー小さじ1杯を朝夕の一日1回水とともに摂る。