セリアック病は小腸の粘膜に異常をきたす自己免疫疾患です。小麦、大麦、ライ麦に含まれるグルテンが病状を悪化させると考えられています。セリアック病は通常、3歳未満で発症しますが、成人になってから発症するケースもあります。下痢、体重減、貧血が主な症状です。バチ状指、皮膚炎、無月経、不妊を伴う場合もあります。

原因

本来、免疫システムは外部から侵入してきた異物から体を守る働きをします。しかしセリアック病をもつ人はグルテンを異物とみなし、抗体が増え、腸粘膜を攻撃します。その結果、腸に炎症が起き、腸上皮にある腸絨毛が損傷を受けます。

食べ物の栄養素は腸絨毛から吸収されますが、腸絨毛が損傷すると栄養分が正しく吸収されず、栄養失調に陥ります。

症状

生理不順

消化器疾患

皮膚疾患

鉄分不足、貧血

成長不全、発作

足のうずき

こむらがえり、関節・骨の痛み

アーユルヴェーダの見方

自己免疫疾患は、病気と闘う白血球が自分自身の組織を外敵とみなして攻撃することから起きる病気です。セリアック病は、グルテンの消化が引き金となって白血球が小腸の粘膜を攻撃することから起こります。

アーユルヴェーダでは、ドーシャのアンバランスが起きると、免疫力と消化力の低下を招くと考えます。消化器系が過敏になり、特定の食べ物に対してエレルギー反応を起こすようになります。アーユルヴェーダの治療は、免疫賦活剤の働きをするハーブを用いて免疫系のバランスを回復させ、腸絨毛を蘇られることを目指します。最初は食事からグルテンを排除しますが、治療が終了したらグルテンを徐々に食べることができるようになります。

食事とライフスタイル

  • グルテンを含む食べ物(小麦、大麦、ライ麦、オーツ麦)を排除します。
  • グルテンを含む可能性のある加工食品を排除します。
  • ヨーグルト、バターミルク、ジュース、豆類、くだものを食事に取り入れます。
  • 米、そば、雑穀、グルテンフリーのオーツを食事に取り入れます。