不妊症とは、赤ちゃんをほしいと思い避妊していないにもかかわらず2年以上(日本の定義)妊娠できない状態を言いますが、妊娠しても出産に至らない状態も不妊として考慮する必要があります。

原因

アーユルヴェーダは受精のプロセスを農耕に例えています。農作物の出来不出来が土壌の質、種の質、種まきのタイミング、水やりの量に負うところが大きいように、赤ちゃんの健康は両親の健康の影響を受けます。元気な赤ちゃんを授かるためには、次の4つの要因を重視しなければなりません。

  • 精子(種)
  • 子宮(土壌)
  • 栄養(水)
  • 受精のタイミング(種まきのタイミング)

生殖能力は男女ともに、生殖組織(シュクラダートゥ)の健康にかかっています。シュクラダートゥは代謝変換の長いプロセスのなかで作られます。アーユルヴェーダによると、代謝プロセスは食べた物の消化から始まります。消化された食べ物から栄養液ができ、そこから血液、筋肉、脂肪、骨、骨髄の組織が作られ、最後にシュクラダートゥつまり生殖組織が作られると考えられています。最後に作られるシュクラダートゥの健康状態は、それより前に作られる他の生体組織の健康状態を反映します。

食事とライフスタイル

  • 牛乳、バターミルク、フレッシュチーズなどの乳製品を積極的に食べましょう。
  • 水に浸けておいたアーモンドやくるみを食べましょう。細かく砕いて野菜料理に加えるのもよい方法です。
  • マンゴ、もも、プラム、梨など甘味が強く水分をたっぷり含む果物を十分に食べましょう。
  • アジュワンパウダー、クミンシード、ターメリック、ブラッククミンを摂りましょう。クミンは女性の子宮、男性の泌尿生殖器を浄化します。ターメリックはホルモンとシュクラダートゥの相互作用を強化します。ブラッククミンは生殖能力を高めると言われています。
  • ウダルダール(ひき割りブラックグラム豆)にターメリック、クミン、コリアンダー、フェンネルを加えて煮たものを食べましょう。ウダルダールは消化しにくいので、消化力が高い人向きの料理です。
  • 消化力が高ければ、バナナをギーで焼き、シナモンとカルダモンを振りかけたデザートも生殖組織を強くしてくれます。
  • 高脂肪の食品や添加物を含む食品を避けましょう。
  • カフェインの摂取は最小限に抑えましょう。
  • 精製小麦粉から作ったパンやパスタ、精米の摂取は最小限に抑えましょう。
  • 喫煙、肉、アルコールは避けましょう。
  • ストレスは女性の不妊に大きく関係しているので、妊娠に成功するためにはポジティブな気持ちを持つことが大切です。
  • 体重過多も過少体重も女性の妊娠力を阻む可能性があります。やせ過ぎは胎児を維持できないので生殖機能が働かなくなり、肥満は不妊の原因となります。

ホームレメディー

シャタバリ(Asparagus Racemosus)、ハッショウマメ(ムクナ豆 Mucuna Pruriens)、ビラワ(Salmalia Malabarica)、アシュワガンダ(Withania Somnifera)などシュクラダートゥを滋養するハーブを摂りましょう。