排便が行われないことに加えて、排便後にすっきり感がない場合や、硬い便も便秘と考えられます。便秘は正しくないライフスタイルや間違った食事が原因で起きます。便秘は軽視されがちですが、そのまま放置しておくと、切れ痔、痔ろう、食欲不振、消化不良などの不調に発展する可能性があります。

原因

主な原因として、不規則または間違った食習慣による消化力の低下、水分不足、食物繊維不足、体を動かさいライフスタイル、正しくない排便習慣などが挙げられます。こうした要因によって食べ物が完全に消化されず、腸から排泄されることなくアーマ(毒素)を作り出します。消化しにくい重い食べ物、脂っこい物、辛い食べ物、揚げ物、ジャンクフードも便秘を引き起こします。さらに、落ち着かない環境での食事、テレビをみながらの食事、夜遅い食事も排便の乱れにつながります。ストレス、不安感、恐怖感、嫉妬、悲しみなどのネガティブな感情も便秘に関係しています。

アーユルヴェーダの見方

アーユルヴェーダでは、未消化の食べ物や潜血が小腸や大腸にゆっくり溜まり、ヴァータドーシャを増悪させた結果、消化器系を閉塞させると考えられています。消化管がつまっていると腸の動きが円滑に行われず、便秘を起こします。

食事とライフスタイル

  • 果物や加熱した野菜から食物繊維を十分に摂る。
  • 毎日りんご1個と熟したバナナ1本を食べる。
  • 寒い季節はぬるま湯、夏は常温の水を一日に7-8杯飲む。
  • ほうれん草とトマトのスープをお昼に飲む。
  • 朝と夕に各30分のウォーキングをする。
  • 精製していない穀物とナッツ類を食べる。
  • 胚芽つきの小麦粉を食べる。胚芽は腸をきれいにし、便秘を解消する。
  • パン、パスタ、ピザ、精米など精製した穀物を避ける。
  • チーズ、赤肉、大豆などの高タンパク食品は便秘を悪化させる可能性があるため、こうした食品はサラダや水分と一緒に食べる。
  • 肉は基本的に避ける。
  • 否定的な感情を取り除く。食事は落ち着いてリラックスした雰囲気で行う。
  • 温かく調理したての物を食べる。反対に、冷たく古い食べ物は消化力を低下させる。
  • アイスクリームや氷入りの飲み物は腸の動きを低下させる。

ホームレメディー

1. ジンジャーパウダー、ナガコショウ、黒コショウ、ブラックソルト(岩塩)を同量混ぜる。就寝前にこのミックス小さじ1杯とサウリウムハスク小さじ2-3杯を白湯とともに摂る。

2. セロリの種(アジュワン)、クミンシード、ヒングを同量混ぜる。食事の15分前にこのミックスを小さじ半杯摂る。

3. コップ1杯のぬるま湯にハチミツ小さじ1-2杯をとかして飲む。1日2回。

4. 就寝前にトリファラパウダーを小さじ1杯摂る。

5. ランチの終わりにバターミルクを飲む。

6. 就寝前にホットミルクとともにサウリウムハスクを小さじ3-4杯摂る。

7. すりおろしたショウガ小さじ1杯、ライムの搾り汁小さじ1/2杯、ローストしたクミンシードパウダーを混ぜる。これを昼食と夕食の15-20分前に食べる。

8. レーズン3粒をギーで炒め、岩塩ひとつまみを加える。これを就寝前にぬるま湯とともに食べる。

9. いちじく3-4個を一晩水につけておく。翌朝、つけておいた水といちじくを食べる。