喘息は、アレルゲンへの接触、冷たい空気の吸引、過剰な運動、精神的ストレスなどが引き金となって気道が狭くなることによって起きる呼吸器系の疾患です。気道狭窄がゼーゼー息、胸部圧迫、息切れ、咳を引き起こします。

原因

増悪したカファ(水)が気道に蓄積し、気道狭窄や閉塞を起こします。これが肺への空気の流入を阻害し、息切れや呼吸困難の原因となります。ヴァータとカファを増やす食品の食べ過ぎ、肺組織の虚弱化、肺に影響する病気などが根本原因です。さらに、冷たくて湿った環境での生活、冷たくて古くなった食べ物や飲み物の摂取、消化しにくい食べ物の摂取、呼吸器組織を運搬するチャネルをつまらせるアーマの形成なども呼吸困難を引き起こします。

アーユルヴェーダの見方

アーユルヴェーダでは喘息は消化不良によって起きると考えられています。消化プロセスの不全がほこりや花粉といった物質に対して過剰反応を起こし、喘息の発作をもたらします。肺や呼吸器官へのアーマの蓄積が呼吸器の閉塞、ゼーゼー息、咳などを起こすのです。

アーユルヴェーダの喘息の治療は、生薬による消化力の回復と、食事とライフスタイルの改善を中心に行われます。生薬はカファの減少と体内からの毒素排泄を目的に使われます。さらに、免疫力を強化するハーブも処方されます。

食事とライフスタイル

  • 古米、大麦、ムング豆(緑豆)・ホースグラム・キマメなどの豆類を食べましょう。
  • はちみつ、温かいハーブティー、スパイスティーは飲んで構いません。
  • スプラウト、ナッツ、シード類は少量なら食べて構いません。
  • 重い食べ物やアーマを作りやすい食べ物(チーズ、ヨーグルト、バターミルク、クリーム、バナナ)は控えなければなりません。
  • 消化しにくい脂っこい物、揚げ物は控えましょう。
  • 精製小麦粉や精製砂糖は控えるべきです。
  • 冷たい食べ物、冷たい飲み物、冷蔵庫から出したての食べ物は避けましょう。
  • 体を酷使する過剰な運動は適しません。ヨガや呼吸法(プラーナヤーマ)を行いましょう。

ホームレメディー

  • ジンジャーパウダー、黒コショウ、ナガコショウを同量混ぜて保存します。昼食後と夕食後にこのスパイスミックス小さじ1/2とはちみつ小さじ1/2を混ぜたものを食べます。
  • クミンシードを湯に入れて沸騰させ湯気を吸引すると、気管が拡張します。
  • ジンジャーパウダー、黒コショウパウダー、カルダモンパウダー、クローブパウダー、シナモンパウダー、ターメリックを各5gと無精製砂糖30gを混ぜて保存します。このスパイスミックス小さじ1または小さじ1/2をはちみつと混ぜたものを一日2回食べます。