湿疹・アトピー性皮膚炎は、赤み、腫れ、かゆみ、乾燥、皮剥けなどを伴う皮膚疾患です。最初はかゆみから始まりますが、掻くうちに発疹が始まります。湿疹・アトピー性皮膚炎は免疫力が低下したときに発症します。そのため、この病気の罹患者は、アレルギー性喘息、花粉症など他のアレルギー疾患との併発が多くみられます。遺伝性素因、虚弱体質、気候、心理的要因も湿疹・アトピー性皮膚炎に関係しています。

原因

間違ったライフスタイルや食事によってすべてのドーシャが増悪すると、血液組織(ラクタダートゥ)の質が劣化します。劣化したラクタダートには熱を帯びた毒素が作られ、それが皮膚の層に蓄積して湿疹・アトピー性皮膚炎となります。こうした状態を引き起こす食べ物として、乾燥した物、冷たい物、塩辛い物、辛い物、酸っぱい物、発酵食品、揚げ物、カフェイン、炭酸飲料、アルコール飲料などが挙げられます。さらに、深夜の仕事、夜遅い食事、過度な身体活動、過度な精神活動、過度な性生活、ストレスも湿疹・アトピー性皮膚炎の要因となります。また、消化不良、胃酸過多、便秘、鼓腸も関係しています。

アーユルヴェーダの見方

間違った食生活やライフスタイルが消化力を低下させると同時に、ピッタドーシャを増悪させた場合、その影響はピッタの主座の一つである皮膚に現れます。同時に、身体組織(ダートゥ)に毒素(アーマ)が蓄積します。ダートゥの深部を汚し、それが湿疹・アトピー性皮膚炎を引き起こします。軟膏、抗生物質、ステロイドは症状を抑えるたけであって、根本原因を取り除くわけではありません。だから湿疹・アトピー性皮膚炎は再発を繰り返します。アーユルヴェーダは、一人一人の症状に合わせた食事療法や生薬の処方を行います。治療は、消化力を改善させ、毒素を排泄することによってピッタを鎮めることから始めます。

食事とライフスタイル

  • 辛い物、脂っこい物を避け、高温多湿の環境も避けます。
  • ゆったりしたコットンの衣服を着ます。発汗しにくい合成繊維は避けます。
  • 化学添加物の入った石鹸は避け、刺激の少ないハーブ石鹸を使います。
  • 入浴後は柔らかいタオルでそっと拭きます。こすってはいけません。
  • カフェイン、辛いスパイス、保存食品を避けます。
  • 免疫力を高めるためにヨガのコブラのポーズと呼吸法のアグニサール・プラーナヤーマを行います。

ホームレメディー

  • 鍋に水4-5カップとニームの葉20-30枚を入れて20分間沸騰させます。冷めてから患部に塗ります。
  • 小鍋に太白ごま油少量と甘草パウダー小さじ1を入れて温めます。患部に塗ります。布をあてがって3-4時間置きます。これを一日2回行います。