甲状腺機能亢進症は代謝異常で、甲状腺のサイロキシン分泌が過剰になる疾患です。代謝が亢進されることにより体重減少、手の震えや過剰な汗といった症状が現れます。甲状腺腫が隠れている可能性もあります。

原因

原因として、ヨウ素の過剰摂取、サイロキシンの過剰分泌、甲状腺や脳下垂体の腫瘍、脳下垂体からの甲状腺刺激ホルモンの過剰分泌、甲状腺の炎症(甲状腺炎)、中毒性甲状腺腫などが考えられます。

症状

過剰な空腹感
下痢
落ち着きがなくなる
暑がりになる
集中力欠如
生理不順
疲労
体重減少
不眠
異常な汗
手足の震え

アーユルヴェーダの見方

食べ物の未消化物からできる毒素が体内の微細なチャネルをつまらせ、甲状腺機能のアンバランスを引き起こします。甲状腺機能亢進症はヴァータとピッタの増悪を反映しています。乱れたヴァータとピッタが体内シャネルや系に入り込み、上記の症状を引き起こすのです。増悪したヴァータとピッタは消化の火を過剰に刺激し、過剰な空腹感を招きます。ヴァータは動く、軽い、不安定という質をもっています。動く、不安定という質が過剰になる結果、手足の震え、不眠、落ち着きの欠如、集中力欠如という状態が現れます。下痢、生理不順という症状も現れます。ヴァータの軽さが強まる結果、体重も減少していきます。一方、ピッタは熱い質なので、過剰な汗、熱がりになるという症状も出てきます。アーユルヴェーダの治療は、ドーシャのバランスを整え、サイロキシンの産生と循環を正常に戻すために、スロータス(体内チャネル)を浄化することから始めます。

食事とライフスタイル

牛乳、ギー、その他の乳製品を十分に食べます。
増悪したヴァータとピッタを落ち着かせるバナナ、メロン、デーツなどのドライフルーツ、くるみなどを食べます。
ヨガ、呼吸法、瞑想もヴァータとピッタを鎮めます。

 

ホームレメディー

キャベツ、からし菜、ケール、ほうれん草、ラディッシュのミックスジュースをグラス1杯、一日1回飲みます。

コリアンダーシード10gをグラス1杯の水に加えます。これを沸騰させたのち、冷めてから濾して飲みます。これを1回分として一日2回飲むと、コレステロールが低下します。

トリカトゥ(ジンジャーパウダー、黒コショウ、ナガコショウを同量混ぜたもの)小さじ1/2を一日2回、ぬるま湯とともに摂ります。