痛風は代謝疾患で、関節の軟骨に尿酸が蓄積して炎症を起こす病気です。足の親指の腫れと痛みから始まり、やがて足首、ひざ、手、手首、肘などに広がっていきます。

原因

肝臓がプリン体と呼ばれる化学物質を分解すると尿酸ができます。プリン体は体の中に存在しているし、食品にも含まれています。通常、尿酸は分解され、尿から体外に排泄されます。しかし尿酸の量が多すぎたり、体が尿酸を排泄できなくなると、尿酸は体に蓄積し、鋭い針のように結晶化します。それが関節や周りの組織に沈着すると、痛み、炎症、腫れを引き起こします。

アーユルヴェーダの見方

アーユルヴェーダでは、痛風は増悪したヴァータがラクダダートゥ(血液組織)に影響した結果起きる病気と考えられています。ヴァータドーシャとラクダダートゥの悪化は、辛い物、酸っぱい物、塩辛い物、消化しにくい重い物などの食べ過ぎによって起きます。増悪したドーシャは全身を巡り、関節部に蓄積して、関節の組織や骨を傷つけます。それが痛風です。

過剰な怒り、夜更かし、昼寝、旅行のしすぎ、トラウマ、過剰な運動、過剰な性行動、自然の欲求の抑圧も痛風を引き起こす原因となります。アーユルヴェーダの治療は、生薬の投与、血液を浄化する食事療法と生活習慣の改善に焦点が当てられます。

食事とライフスタイル

  • タンパク質と塩分の摂りすぎに注意する。
  • 酸っぱい物、辛い物、揚げ物、肉、アルコール、たばこを避ける。
  • 蒸し野菜、茹で野菜、野菜スープなど軽くて消化しやすい料理を食べる。
  • パンは全粒粉のものを食べ、季節の果物を積極的に食べる(バナナ以外)。
  • にんにく、しょうが、クミン、フェンネル、コリアンダー、カルダモン、シナモンを活用する。
  • 乳製品(特にヨーグルト)を避ける。
  • 軽い運動をする。
  • 温めたごま油で関節の患部を20-30分マッサージする。
  • 冷たい湿った場所を避け、体を温める。
  • 体から毒素を排泄するため一日にグラス8-10杯の白湯を飲む。

ホームレメディー

  • 朝の空腹時に2-3片のにんにくを水と一緒に飲み込む。
  • ばらの花びら10枚と酢小さじ4杯を小鍋に入れ、軟膏状になるまで加熱する。一日3-4回患部に塗る。
  • ギロイ(グドゥチ)は痛風の有効です。ギロイパウダー2g、ドライジンジャー0.5g、アムラパウダー2gを混ぜ、はちみつを加えてペーストを作る。これを一日2回食べる。