耳鳴りは実際に音がしているわけではないのに、脳で音を知覚する疾患です。継続的な耳鳴りや断続的な耳鳴りもありますが、重症になると日常生活に支障をきたすケースもあります。西洋医学では耳鳴りの原因が明らかにされておらず、「耳鳴りを受け入れなければならない」と言われることもあります。医者のこうした発言は孤独感や絶望感をもたらしかねません。

原因

ヴァータが増悪する原因と耳鳴りの原因は共通しています。睡眠不足、不安感の高まりによる神経の疲れ、絶え間ないおしゃべり、過剰な断食、過剰な運動、ショックな出来事、悲しみ、恐怖感、消化不良、苦い物の食べ過ぎなどが耳鳴りの原因となります。

アーユルヴェーダの見方

アーユルヴェーダによると、耳鳴りはプラーナヴァータの増悪による症状です。プラーナヴァータは脳を首座とするヴァータのサブドーシャであり、脳の高次な機能を司っています。ほかのドーシャによって妨げられたヴァータが音を運搬する体内チャネルを阻害することが、耳鳴りの原因と考えられています。

ヴァータは血液循環、消化作用、感覚器官の機能など、体のなかの動きを司っています。ヴァータは空(くう)と空気の要素から成り立っています。ヴァータが増悪すると、空気の要素が体内で増悪し、動きの機能を阻害します。これが脳や神経系への圧力、感覚器官の乾燥、耳鳴り、不眠、頭皮の乾燥、皮膚の乾燥、不安定感、不安感などの不調をもたらします。

耳鳴りはヴァータのアンバランスによって起きる症状です。アーユルヴェーダによると、ヴァータ体質の人は高音、ピッタ体質の人は中音、カファ体質の人は低音の耳鳴りを感じると言われています。

ホームレメディー

  • 一握りのバジルの葉をつぶしてペースト状にする。絞り汁をとる。ぬるい温度になるまで温める。2滴を耳に入れる。毎日2回行う。
  • 玉ねぎをすりおろし、絞り汁をとる。2滴を耳に入れる。
  • パイナップルを定期的に食べる。
  • 毎日アーモンドを7粒食べて、ホットミルクを飲む。
  • 温めた太白ごま油を数滴耳にたらす。