尿路感染症は頻尿、残尿感、灼熱感、排尿時の痛み、出血、膿などを伴います。尿道、前立腺、膀胱に限られた尿路感染は全身疾患の特徴はほとんどみられず、排尿障害などの局部疾患がみられます。

膀胱炎は膀胱の炎症です。多くの場合、感染によって起こり、頻尿や痛みを伴います。尿道炎は尿道の炎症、前立腺炎は前立腺の炎症です。どの炎症も排尿時に痛みを伴います。

原因

現代科学は、尿道炎、前立腺炎、前立腺炎の原因は、菌による感染、化学物質・放射線・ケガによる炎症とみています。一方アーユルヴェーダは、熱を高める薬品、乾燥した食品、アルコールの飲み過ぎ、体の酷使、食べ過ぎ、消化不良が原因と考えています。

アーユルヴェーダの見方

排尿はアパーナヴァータの働きによって行われます。そのためアパーナヴァータが乱れると排尿障害が起こります。その一つが尿路感染です。ヴァータの増悪によるヴァータ性尿路感染は激しい痛みを伴います。ピッタの増悪によるピッタ性尿路感染は灼熱感のある強い尿意を伴います。カファの増悪によるカファ性尿路感染は骨盤部の重さと粘っこい尿を伴います。3つのドーシャすべてが乱れたことによる尿路感染は、こうした症状がすべて現れます。アーユルヴェーダの治療ラインは、体内の毒素排泄による感染の除去、尿路の浄化とつまりの除去、ハーブを用いた腎臓の強壮、アパーナヴァータの機能の正常化を中心に行われます。

食事とライフスタイル

泌尿器の病気を予防するためには、毎日十分な水分をとることが大切です。エアコンが効いた部屋や車、飛行機のなかで長時間座っていると尿路が乾燥し、泌尿器に問題を起こす可能性が高まります。そうした環境のなかで泌尿器の不調を予防するためには白湯を飲みましょう。

湿度の高い環境で生活したり仕事をすると過剰に汗をかき、水分不足になります。これも泌尿器不調につながります。水、フルーツジュース、ココナッツウォーターなどを十分に飲みましょう。ただし、人工甘味料や添加物が入ったドリンクはお勧めできません。