心と体を癒すサトヴィックなライフスタイル

ポジティブでバランスのとれた心は健康と幸福になくてはならないものです。体と心のバランスを整えることによって、病気の原因を取り除き、症状を解消し、結果として自己治癒力によって不調を自動的に治癒することが可能になります。ストレスフルな状況や慢性病を克服できた人々には共通点があることが研究によってわかっています。それは透明な心、高い集中力、前向きで楽観的な姿勢、深い信仰心です。こうした人々は病気の治りが早く、医療の介入頻度が低く、再発率も低いことが裏付けられています。アーユルヴェーダでは、こうした心の質を「サットヴァ」と呼んでいます。サットヴァに富む心、つまり心をサトヴィックにするためには、食べ物、ライフスタイル、感情に注意を向けなければなりません。

毎日の食事でサトヴィックな食べ物を摂ることが病気の予防につながり、体、心、スピリチュアルな健康を維持してくれます。アーユルヴェーダでは、サトヴィックな食べ物とサトヴィックなライフスタイルが最善の病気予防策だと考えられています。 ライフスタイル1

サトヴィックな食べ物とは新鮮で、きれいで、植物ベースの食べ物のことです。新鮮な果物・野菜、穀物、全粒粉のパン、ナッツ、シード類、豆類、牛乳、自家製ヨーグルト、ハーブティー、自家製フルーツジュース、自家製野菜ジュース、きれいな水などがサトヴィックな食べ物です。もともとの味が甘味の食べ物(米、全粒小麦粉、はちみつなど)はサトヴィックです。砂糖を加えた甘い食べ物はサトヴィックではありませんライフスタイル2

きのこ類、ネギ類、にんにく、多量の辛いスパイスはラジャスとタマスを増やすので、アーユルヴェーダはこれらの常食を勧めていません。カフェインも摂取量を制限するか、完全に断つことを勧めています。アルコールやたばこは心のラジャスとタマスを増やします。肉、アルコール、たばこは、がん、心臓病、2型糖尿病のリスク要因とされています。

アーユルヴェーダが提唱しているライフスタイルでは、スピリチュアルおよび心理的な点にも焦点があてられています。サトヴィックなライフスタイルとは、正直で誠実であること、人間だけでなく命あるものすべてに敬意を払うこと、人をだましたり傷つけないこと、謙虚であること、スピリチュアルな成長に重きをおくことを意味します。健康を維持するためには、貪欲、敵意、怒り、利己主義、強い欲望、暴力といったネガティブな感情をコントロールすることも大切です。さらに、定期的な運動、瞑想、適度な睡眠も体と心の健康に欠かせません。ライフスタイル3

最高の健康を得るためには、サトヴィックな生活を実践し、ドーシャのバランスを整え、スロータス(体内チャネル)からアーマを取り除くことが大切です。健康なライフスタイルはバイタリティーとエネルギーの源であり、体と心の最適な働きの土台です。